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「脳トレ」効果に疑問

2010年04月21日 14:44

任天堂DSなんかで大流行している脳トレだが、その効果を疑問視する実験結果が出たと報道されている。
ちなみに自分はやったことはない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100421-00000518-yom-sci
英で1万人を対象に実験を行ったが、脳の機能を高める効果が見られなかったというのである。

実は、この脳トレシリーズは、まともな脳科学者の間では以前より科学的根拠がないと批判されていたのであるが、それがこのような大規模な実験でも明らかとなった訳だ。任天堂はニセ科学を根拠に商売をしていたことになるが、どう責任を取るのだろう?

これに限らず、昨今の「脳ブーム」で、巷には科学的根拠のない脳の迷信と、それを平気で広めるエセ脳科学者が溢れている。マスコミによく登場するあの方もそうだし、ゲーム脳なんて言い出した人もそうだ。
こうしたエセ科学を信じて教育を語る教育者もたくさん登場した。
実に困った事態である。

そうした「脳の迷信」を解こうとされているまともな脳科学者の一人が大阪大学の藤田一郎教授だ。

脳ブームの迷信 (家族で読める family book series) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)脳ブームの迷信 (家族で読める family book series) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)
(2009/11/13)
藤田 一郎

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YouTubeにも、昨年のニセ科学フォーラムでの講演が上がってるが、素晴らしい講義でとても参考になる。
http://www.youtube.com/watch?v=Q7z3DSuD6tw

脳トレに限らず、脳に関する迷信、非科学の蔓延には驚く事が多い。
脳死の問題も同様だ。

「脳死」について正確に知りたいと思うなら、まず第一に次の本をお勧めする。
改訂新版 脳死とは何か (ブルーバックス)改訂新版 脳死とは何か (ブルーバックス)
(2004/12/17)
竹内 一夫

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竹内氏は、脳神経外科の医師として、極めて誠実に「脳死」についての科学的・社会的問題について考察されている。

脳死判定は、確実性が何よりも大事なのは言うまでもない。
だから、例外のありえない、より確実なものへと改訂していくべきことは当然だろう。
立花隆氏などが主張している脳の血流が無いことを調べる事も必要かもしれない。

しかし、脳死に至った人が、蘇生することは絶対にない。
もし生き返ったら、それは「脳死」ではなかった、「脳死判定」が間違っていたということ。
まず、そこからすら混同した議論が巷には溢れているように思う。


コメント

  1. sv400s_dracin | URL | D5RCfEpY

    DS…

     脳トレ…DS自体に触れた事がないので…???です…連れ合いがDSの漢検?のゲームをしてたので、DSを見た事はあります…初代ファミコンもいい大人になってからだったので、ほとんどしてません…スーパーファミコン、wii、プレイステーション、いずれも触った事もありません…ゲームに疎い世代なんでしょう…電子ブロックとかは夢中になりましたけど…
     脳トレって言っても、所詮はゲームのことかと思ってましたが、仮にも脳科学の片棒を担いでいる人たちが、いかにも怪しげな事をいうと、ただでさえ、疑わしいと思われている…おそらくは、相当数の人が「脳死」って、ホントウ?と…「脳死判定」が疑問を持たれるって事ですね…
     私は、バイク乗りなので、脳死になる可能性が若干高いかなぁって思ってます…「脳死判定が出たら、移植は可能な限りいいよ」とは、連れ合いには伝えてありますが…どうなることやら…

  2. Looper | URL | QpqRtz9Y

    Re: DS…

    sv400s_dracinさん、

    ここんところ忙しくて、お返事が遅くなってごめんなさい。
    先日、久しぶりにバイクに乗ろうと思ったら自賠責が切れていたのに気が付いて、慌てて更新してきました。気が付かずに運転して捕まったりしたらヤバかったです。車検ありのバイクだとそういう心配はないのでしょうが…

    >  ゲームに疎い世代なんでしょう…電子ブロックとかは夢中になりましたけど…

    私も、若いころゲーセンで友達と少し遊んだ程度で、ゲーム機は買った事が無かったですね。電子ブロックですか… あれ欲しかった時期がありましたね~、中学の頃、分かりもしないのに「ラ製」とか読んでましたので… 
    今でも電子ブロックは、当時を懐かしむ「親父」たちに結構売れているらしいですね。

    >  脳トレって言っても、所詮はゲームのことかと思ってましたが、仮にも脳科学の片棒を担いでいる人たちが、いかにも怪しげな事をいうと、ただでさえ、疑わしいと思われている…

    任天堂の、以下のHPを見てください。
    http://www.nintendo.co.jp/ds/andj/introduction/index.html
    「脳トレ」をやれば、記憶力、想像力を高め、我慢強くなり、頭が良くなる効果があるかのごとく解説されています。こうした証明されていない効果を謳って販促しているわけですから、やはりまずいでしょうね。何の効果のない浄水器を売りつけるのが不味いのと同じです。

    >おそらくは、相当数の人が「脳死」って、ホントウ?と…「脳死判定」が疑問を持たれるって事ですね…

    まず、「脳死」と「植物状態」を混同している人が沢山います。
    また、「脳死」でも回復する場合がありえると誤解している人がいます。
    「脳死」でも、脊髄は死んでいない場合がある事も知らない人はほとんどです。

    「脳死」とはどういう状態かを正確に知れば、これまでの3徴候死での死よりも、むしろ人の死としてはより確実であると理解できるだろうと思うほどです。

    で、問題は確実な脳死判定が出来るかどうか?なんですが、不確実な可能性が少しでもあれば「脳死」と断定せずに治療を続ける事を保障していくことが大事でしょうし、最新の知識を取りいれて、100%脳死と断定できる人だけしか臓器ドナーとして使わないようにすることを確実に行えればよいわけです。

    >  私は、バイク乗りなので、脳死になる可能性が若干高いかなぁって思ってます…「脳死判定が出たら、移植は可能な限りいいよ」とは、連れ合いには伝えてありますが…どうなることやら…

    日本だと、例え本人が希望していても、使って貰うには結構ハードルが高いんですよね。
    余所で、脳死を人の死として認めるのが嫌だという方と激論した事がありますが、そんなに脳死が厭なら、せめて心臓死での臓器移植ぐらいはサインしろよなと思いましたね。腎臓なんかは、心臓死の後でも十分使えるので、せめてそうした人がもっと増えれば生体腎移植なんてリスクの高い事を家族に強いないで済むようになるのですが、死んでからでも自分の体の一部を他人にあげるのがそんなに嫌なんでしょうかね~?

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