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注目?の二中総が終わりましたね

2010年09月30日 17:06

共産党の敗北分析の続きです。

先日、共産党の第二回中央委員会総会が行われました。
あの参議院選挙の大敗北を、共産党自身がどのように総括するのか?が一部には注目を集めておりました。

その内容について思うことを述べてみたいと思います。

が、その前に前記事にコメントをくれ、敗北の原因は「天安」と反共だと主張していた東西南北さん、二中総の志位報告を読みましたか?あの長ーーーい報告のどこかに「反共」とか「天安」とかの文字はありましたか?
少なくとも共産党の総括は、東西南北さんの考えとは全く違っていましたね。

恐らく、東西さんは現場を知らないのでしょうね。
現場で頑張っている人たちの声を聞いていれば、問題はそんなところに無いことは肌で感じることが出来ます。

で、むしろ、私が指摘していた有権者の意識とのずれを問題としてあげておりました。
ですので、現状の問題点についての指摘は大きく外れてはいないと思います。

しかし、残念ながら、では、なぜそうした問題が発生したのか?その根本原因は何だったのか?といった本質的な分析はほとんどなされておらず、結局本質的なことは何も変わらなかったなと感じました。5千人もの人からの意見を聞いて、あの程度の上っ面な総括をしているようでは、今の減退傾向を反転出来るとはとても思えません。

そうした点をいくつか指摘したいと思います。

1.固定化した政策そのものが問われている。

共産党は、政策の方向は正しかったが、その訴え方がまずかったんだという総括をしていますが、それは違います。例えば消費税そのものに反対という政策に固執する姿勢に、すでに多くの国民がうんざりし、呆れているのです。共産党が福祉大国として国に参考にしろと迫っている諸外国は、いずれも消費税の比率は高い。にもかかわらず、そこだけは真似をするなという。それがダブルスタンダードであることを多くの国民は見抜いている。そうした疑問に応えた政策転換が求められると感じます。とりわけ、消費税反対なんて実現可能性のない政策を主張するのではなく、実現可能性の高い、食料品非課税などの逆進性緩和の政策実現をこそ、中心政策に据えるべきでしょう。

2.現実に政治を変えてくれるという期待を持たれていない

最初は、「是々非々」とか行っていたが、今や民主党批判のやり方は、かつての自民党へのそれとなんら変わっていない。菅と小沢とどっちも同じだとバッサリ切って自己満足はするが、その緻密さのなさが有権者には呆れられている。所詮、野党根性しかなく、何でも反対、反対ポーズをとるだけで満足する政党なんだね、と思われてしまっている。かつては、現実の政治を変えて来たことが強い支持と信頼を集めていた事を忘れてしまっているかのようだ。今、明日の生活にも苦しんでいる国民が求めているのは、清廉潔白で「私はいつも正しいです」と自分の取り巻きだけの中で直立不動で「正論」を述べる政党ではない。たとえ敵に取り入ってでも、あらゆる手段と方法で、一人でも多くの人を救うために地べたを這い蹲ってでも現実を少しでもましな方へ変えてくれる柔軟でしたたかな政党である。こうした視点での総括はまるでない。

3.根本原因への総括がない

「押し出しが弱かった」「結びつきが弱かった」「党勢が減っている」「高齢化が進んでいる」「機関が弱体化」などなど、いろいろ問題点は並び立てるが、なぜそうなったのか?という総括がほとんどない。なぜそれらの「自力」が弱体化してきているのか?その原因はどこにあるのか?の分析が徹底的に甘い・・・というか無い。だから、対処療法的な方策しか出てこない。

自分は、この根本原因は2つあると考えている。
1つは、共産党が変革の組織者となるという共産党として第一に追求しなければいけない仕事を疎かにしてきたことである。その原因には、中央委員会が実質的に党勢拡大にばかり重点を置くという間違いから生じている。
2中総報告でも、「国民との対話のなかで、「共産党は良いことをいうが力がない」という見方、声が少なくなかったという報告があります」としながらも、それは「党の押し出しが弱かった」とトンチンカンな総括をしてしまう。はっきり言ってそれは違う。本当に力がないのだ。実際に現実政治を変えてこれなかった。その実績を問われている。そこを真摯に反省できていない。

ところが、「だからこそ党勢を拡大して実力をつけないといけないのだ」と、赤旗と党員拡大こそが一番大事なんだという間違いを何年も続けてきた。しかし、赤旗や党員は、国民との結びつきのバロメータではあっても、それを増やすことが国民との結びつきを強めることになる訳じゃない。まさに、目的と手段をはき違えているのだ。逆に、国民との結びつきをこそ深め、強めてこそ、そのバロメータを増やす条件を作ることができるのである。2の指摘にも関連するが、国民との結びつき、国民の信頼を勝ち取るには、変革者として、変革の組織者として、国民の苦難を一つでも解決する実績をどれだけ積み重ねてきたかである。国政の問題だけではない、街角のカーブミラーや街灯の設置からしてそうだ。日本中の隅々で、「国民の苦難のあるところに共産党あり」と言われた活動を第一に追求し、国民からの信頼と結びつきを第一義的に築いてこなかった事が、結局国民との結びつきを弱め、その結果としてバロメーターである党員・読者が減り、自力を弱めてしまっているのである。種も蒔かず、肥料もやらずして刈りとりばかりを追求しても、痩せこけた土地からとれる収穫が改善するはずがないのである。

ここに気付かない限り、共産党の未来には展望はないだろう。しかし、残念ながら今回もそこへの反省は一切なかった。いつまで、手段と目的のはき違えを続けるつもりなのだろうか?志位さんがいつまで経っても気づけないのなら、他の人に頭を変えるべきだろうと思う。5千人からの提言には、この指摘は当然多数含まれていたはずだからだ。

もう一つの弱体化の原因は、組織運営の問題である。
これまで述べてきたような弱点は、私の知り合いの少なくない党員・支持者が持っている意見である。にもかかわらず、こうした末端の意見、中央委員会の方針に異を唱える意見が、中央の方針に影響を与えることはない。そういった意見を汲み上げられる自浄作用のある組織となっていないのである。それは、民主集中性の恣意的な運営がなされているからだと思っている。本来、民主集中性は、内部の民主的議論の徹底が生命線である。しかし、現在の共産党はそれを許していない。事実、中央と違う自らの意見を党内で広めようとする行為は、分派活動として禁止されてしまっている。規約には明確にそう書かれていないが、そのように恣意的に解釈して運用されているのが現状である。しかし、今回の問題のように、中央委員会の方針に異議がある場合には、内部で自らの意見を広めるしかそれを実現する手段はない。それは本来は徹底的に民主的な行為であるはずだが、共産党内部では分派活動として認められていない行為なのである。これは、中間機関がヒラメ機関に成り下がっている原因の一つでもあり、内部議論が一向に活発にならず、問題意識を持った人が、共産党に愛着をもちながらも、党機関に愛想を尽かして去っていくという構図をつくる要因となっている。

歴史的に見ても、宮本賢治氏は、当時の中央委員会と意見の異なるグループを作った。これが、分派活動として許されないのなら、宮本氏の行動は今は許されないはずである。みんなで決めた方針に反する行動を共産党を名乗って勝手にする事や、分党を画策するような行為は分派活動と言ってよいが、内部で自らの意見を広め、支持者を増やす行為すら認められない組織には、これまでみてきたように、自ら問題解決する活力と自浄能力を欠く結果を招くだろう。今、このときに委員長すら換えられない、なんら根本的な総括が出来ない事実が、この問題をくっきりと浮かび上がらせていると思う。

まだまだ指摘した点はありますが、とりあえずこれまでとします。
以上、厳しい批判をしてきましたが、それは、共産党がまともになってくれないと我々が困るからです。日本中の各所で、地道に、誠実に頑張っている多くの党員・支持者がいることを知っているからこそ、彼らがのびのびと本来の力を発揮できる組織に共産党が生まれ変わってくれれば、日本が生まれ変わる可能性を信じているからです。

しかし、今の共産党のまま、いくら期待しても裏切ることしかしない組織なら、早く潰れて亡くなった方が国民のためではないか?とすら最近は思うようになっています。今回の2中総を見て、この思いを強くせざるを得なかったのは、本当に、本当に残念です。
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